漢字一覧（5画）

フランス革命のとき、国民議会で保守的な穏健派が、中央の議長席から見て右側の席を占めていたことから、「右傾」「右翼」という言葉が使われるようになりました。 🔼

【由来】「玉」の漢字は、もともと三つ以上の玉を紐で繋いだ形を表す象形文字で、美しい石を意味していました。
後に、美しい石全般を指す言葉として使われるようになり、特に翡翠(ヒスイ)を指すことが多かったようです。 🔼

【白のなりたち】「白」という漢字は、白骨化した頭（されこうべ）が語源とされています。
そこから「しろ」「しろい」「あきらか」「きよらか」と意味が派生し、さらに「あきらかにする」「のべる」「もうす」「かくさずにいう」と意味に変遷しました。
他に「けがれなし」→ 潔白・純白、「ものなし」→ 空白・白紙、などの意味も持つようになりました。

【白をふくむ難読漢字】白耳義(ベルギー)、白す(もう-す)、飛白(かすり)、明白(あからさま) 🔼

【由来】漢字「生」は、草や木の芽が地面から生え出る様子を象形的に表した文字です。
これが転じて、「生まれる」「生きる」「生命」などの意味を表すようになりました。 🔼

【参考】「ℓ」→「L」
・2011年からリットルは「L」英語の大文字で表すようになった。
・小文字の筆記体（ℓ）では数字の「1(イチ)」と見分けにくい為。

【余談】ガソリンの単位を「リッター」と言う理由
・リットルの呼び方は、フランス語(litron)由来。
・一方、ガソリンの単位はリットルではなく「リッター」と呼ぶ。（おそらくガソリン限定）
・これは主に、自動車がアメリカで発達した事に由来する。
・英語ではリットル(liter)をリッター(litre, [ˈliːtə(r)]：リーター)と発音する為、これが日本では「リッター」で定着した。

【難読】建立(コンリュウ)、弥立つ(よだつ)、而立(ジリツ)
【書凄】名立たる(なだ－たる)、 🔼

【由来】漢字の「四」は、もともと「口の中に歯や舌が見える様子」を表す象形文字で、息をする様子を意味していました。
それが、数の「四」を表す言葉と発音が似ていたため、当て字として使われるようになったと考えられています。 🔼

【由来】「本」という文字は、「木」の形からできており、樹木の根もとを意味しています。
「木」という漢字の中心線の部分のやや下寄りのところに短い横線で印をつけることによって、その部分(根本)を指し示しています。
【参考】漢字が誕生したのは今から3000年ほど前ですが、その頃はまだ「紙」はありませんでした。（紙はBC100年頃)
本と言う漢字は、最初は「もと・はじめ」という意味でした。
この本が現在の本(book)になったのは、おそらく知識の多くは文字が書かれた書物から得たので、書物こそ知識の「おおもと」と捉えられた為といわれています。 🔼

【参考1】昔の中国では右のほうを尊んだことから「左」に「降格」の意味がある。フランス革命時には、議会で急進派が左側の席を占めた。
【参考2】「左」の草書体が平仮名の「さ」になった。
【参考3】「左」は左手に工具を持つ姿から生まれた字で、右手だけでは困難な作業を左手が補助することから「たすける」を表す。 🔼

【由来】「出」という漢字は、足が穴から出る様子を表した会意文字です。
象形文字の段階では、足（止）が穴（凵）から外に出る様子をそのまま描いた形でした。
これが転じて、「出る」「出す」という意味を表すようになりました。 🔼

「正」は、「一」と「止」を組み合わせた会意文字です。
「一」は城壁や区画を表し、「止」は進む足跡を表すと解釈されています。
このことから、「城壁に向かって進む」または「敵を制圧する」といった意味となり、「正しい状態」「真っ直ぐ進む」という意味に派生したと考えられます。 🔼

【由来】漢字の「目」は、「目」は、人の目を縦に描いた形から生まれた象形文字です。
古代文字では、黒目の点も付いていました。
【参考】本来、目は横に長い「罒」ですが、これが何故「縦長」に変わった理由は定かではありません。
おそらく時代が移り変わり、漢字に「合成文字(部首を使った漢字など)」が多くなってきた事から、文字のバランスや紙面のスペースを考慮して縦長の目になった、という説があります。
本来円形であるはずの「日」や「月」が縦長なのも同じ理由だろうと言われています。 🔼

【難読】田る(狩る)、豆田(まめふ：豆畑) 🔼

【由来】漢字「石」は、もともと「厂」という字で、崖や岩の形を象った象形文字です。
そこに「口」が加えられ、現在の「石」の形になりました。 🔼

【由来】「台」は、「ム（道具）＋口（人間）」の形で、人が道具を使って何かを始める様子を表しています。
【参考】「台」の旧字体の「臺」は、「見晴らしの良い高い建物」を意味します。
つまり旧字体と新字体で由来が異なります。 🔼

【由来】「古」という漢字の字源は、会意文字で、「口」と「十」を組み合わせて、何代も語り継がれる昔のことを表しています。 🔼

【由来】漢字「矢」は、矢の形をそのまま象形文字として表したものです。
甲骨文字や金文では、矢の先端、シャフト、そして羽の部分が描かれており、矢そのものの形を模倣しています。 🔼

【由来】「市」という漢字は、古代中国で「区画された場所」や「集まる場所」を意味する「冂（けい）」と、音を表す「之（シ）」が組み合わさってできた形声文字です。 🔼

【参考】「兄」は、古代日本語において、この「ヤ行エ」の「え」で読まれることがありました。
現代日本語の「ヤ行エ」とは異なる発音をしていたそうです。

【由来】漢字「兄」は、会意文字で、「口」と「儿（にんべん）」を組み合わせた形です。
口は、神に祈るための器である祝詞（のりと）を入れる器を表し、儿は、その器を頭上に掲げている人を表しています。 🔼

【由来】漢字「用」は、把手の付いた筒や桶のようなものを象った象形文字です。
それが転じて、「つかう」という意味の「用」として使われるようになったと 🔼

【由来】漢字「広」は、もともと「廣」と書かれ、旧字体です。
その成り立ちは、会意文字であり、广（まだれ）と黄（火を放つ様子）から構成されています。
广は家や屋根を表し、黄は火の光や広がる様子を表します。
これらの要素を組み合わせることで、「広がる」や「広い」といった意味を表す漢字となりました。 🔼

【由来】漢字「半」は、象形文字の「牛」と会意文字の「八」を組み合わせたものです。
「牛」は牛を正面から見た形、そして「八」は物を分けることを表します。
この二つを組み合わせることで、「大きな牛を二つに分ける」、つまり「半分」という意味を表す漢字「半」ができました。 🔼

【由来】「冬」という漢字は、糸の両端を結んだ形が「終わる」という意味を表し、それが「冬」の字源になったという説があります。
また冬の寒さを象徴する氷を意味する「冫」を加えて、「終わる」の意味に季節の「冬」の意味を加えたという説もあります。 🔼

【参考】「毋(ブ)」は別字。
【由来】母」という漢字は、象形文字に由来し、元々は「女」という字で、手を据えてひざまずいた人を表しています。
その後区別のために点を加えて「母」という字になりました。
（この二つの点は、乳房を象徴していると解釈されることがありますが、これは誤りです） 🔼

【由来】「外」という漢字の字源は、会意文字で、夕（夕方）と卜（うらない）から成り立っています。
通常は昼間に行う占い事を夜に行うことから、「そと（外）」、「ほか（外）」、「よそ（外）」、また「はずれる」という意味を表すようになりました。 🔼

【由来】漢字「北」の成り立ちは、元々「背き合う二人」を意味し、そこから「背中」や「そむく」という意味を持つようになりました。
さらに、南を正面とする場合、背を向ける方向であることから、方角の「北」を表すようになったとされています. 🔼

【由来】漢字「写」は、宀（家）と舄（せき、音符）から成り立っています。
舄はもともと「物を下ろす」という意味で、宀（家）と組み合わさることで、「家の中から物を運び出す」→「物を写し取る」という意味を表すようになりました。 🔼

【由来】漢字「打」は、手で何かを「打つ」「たたく」という意味を表す形声文字です。
【参考1】一打(1ダース：12個)
【参考2】打(どや)す → 撲(どや)す 🔼

【由来】漢字「仕」は、会意形声文字で、「人」と「士」（官職に従事する者）を組み合わせて、「つかえる」という意味を表します。 🔼

【由来】漢字「主」は、もともと神壇に供えられた燭台に火が燃えている様子を表す象形文字です。
そこから、神火を守る者、転じて「ぬし（主人）」や「中心となるもの」という意味を表すようになりました。 🔼

【由来】漢字「去」は「人が穴を跨いで立ち去る」様子を表した象形文字で、そこから「去る」「行く」という意味を持つようになりました。 🔼