漢字一覧（6画）

【由来】「休」という漢字は、人が木の下で休んでいる様子を表す会意文字です。
左側の「人」は、人が立っている姿を表し、右側の「木」は、木を表しています。
人が木陰で休むことから、「休む」という意味を表すようになりました。 🔼

【参考】たくさんの意味を表わす「百(もも)」が、桃(モモ)の語源となった言われています。
（桃は実がたくさんなることから） 🔼

【由来】「名」という漢字の字源は、会意文字で、「口」と「夕（日没）」を組み合わせたものです。
これは、夕暮れ時に名前を名乗る様子を表し、そこから「名前」という意味になったとされています。 🔼

【参考】公用文書では「先ず」と書かずに、「まず」と書く。
・公用文書 → 国が作成する文書。公示、発表資料、など。
・ひらがなで書く理由 → 「先ず」という読み方は「常用漢字」では無いため（表外読みといいます）
・公用文書では「常用漢字表」に従うことが原則になっている。
「公用文における漢字使用等について」（平成２２年１１月３０日内閣訓令第１号） 🔼

【参考】虫は昆虫だけではなく、「羽虫(ウチュウ)」は鳥、「甲虫(コウチュウ)」はカメ、「毛虫(モウチュウ)」は獣、「裸虫(ラチュウ)」は人間、「鱗虫(リンチュウ)」は魚を表す。
【由来】「虫」はヘビ（マムシ）の象形文字から生まれました。
「口」の部分が「頭」で、「丨」が胴体、「一」と「丶」で「とぐろ」を巻いている様子がうかがえます。
「虫」は本来は「ヘビ」で、「蟲」が本来の「虫」でしたが、時代の移り変わりの結果、「蟲」（を書くのが面倒になった？ので）→「虫」に変化し、現在に至ります。
【品字様】　「異体字」の「蟲」は、同じ漢字３つで構成される漢字です。 🔼

【由来】漢字「糸」の字源は、より合わせた細い糸の形を象った象形文字です。
もともとは「絲(糸の旧字体)」という字でしたが、簡略化されて「糸」となりました。 🔼

【由来】「耳」という漢字は、人間の耳の形を象った象形文字です。
古代中国では、耳は神の声を聞く重要な器官とされ、漢字の世界では「聞く」ことを司る重要な要素とみなされていました。 🔼

【由来】漢字「早」は、日の出、つまり朝の早い時間帯を表す象形文字として生まれました。
「日」と「十」を組み合わせた形が、日の出の太陽の形を模しており、そこから「早い」「朝」という意味を表すようになりました。 🔼

「年」という漢字は、本来、穀物が実る様子を表しており、「干」は、その穀物を棒で支える様子を象形的に表しています。
これが転じて、実りの周期、つまり一年を表すようになったとされています。

なお「干」の部首は、「年」の「下半分」を構成しています。
これは年の異体字「秊」を見るとわかります。 🔼

【由来】「気」という漢字は、元々「氣」という旧字体で、形声文字です。「气」と「米」から成り立っています。
「气」は雲や蒸気などの気体を、「米」は穀物を表し、全体で、蒸した穀物から立ち上る湯気を表しています。
そこから、目に見えないエネルギーや、人の精神的な状態を表す言葉として使われるようになりました。 🔼

【由来】漢字「竹」の字源は、竹の葉が垂れ下がった様子を象った象形文字です。
「竹」は、イネ科の多年生植物である竹や、管楽器である笛を意味します。 🔼

【由来】漢字「自」の字源は、もともと「鼻」の形を象った象形文字です。
鼻を指して「自分」を意味するようになり、そこから「みずから」「ひとりでに」といった意味も表すようになりました。 🔼

【由来】漢字「米」の由来は、稲穂を象形文字として表したものが起源とされています。
また、米作りには多くの手間がかかることから、「八十八」という数字を分解して組み合わせたものが「米」になったという説もあります。 🔼

【由来】漢字の「光」は、会意文字で、火と跪いた人の足（儿）を組み合わせた形です。
火が燃え盛る様子、または火を掲げて守る聖職者の姿を表し、そこから「ひかり」や「かがやく」という意味を表すようになりました。 🔼

【由来】「西」という漢字は、鳥が巣に帰る様子を象形的に表した文字です。
そこから「夕方」「西の方角」という意味を持つようになりました。 🔼

【由来】「交」の字源は、人が足を交差させている様子を模した象形文字です。
この形が、「まじわる」「まじる」「たがいに」といった意味を表すようになりました。 🔼

【参考】「多」の省略形が片仮名の「タ」になった。
【由来】「多」という漢字は象形文字で、たくさんの肉を象ったもの、または肉が二つ重なっている様子を表しています。
そこから「多い」という意味になったとされています。
また会意文字で、「夕」を二つ重ねて、日数が重なる様子を表すとも言われています。 🔼

【由来】「考」という漢字は、形声文字で、「老」と音符「丂」から成り立っています。 🔼

【由来】漢字「地」は、形声文字であり、土を意味する「土」と音符「也」が組み合わさってできています。
意味は、土地、場所、身分、地位など、多岐にわたります。 🔼

【由来】漢字「回」は、象形文字で、物を囲みで取り囲む様子を表しています。
また「かこむ」を意味する「圍」の代わりに、「まわる」「めぐる」を意味する「回」が使われるようになったとされています。 🔼

【由来】「会」という漢字の語源は、会意文字であり、人が集まる様子を表しています。
「會」という旧字体が簡略化されて「会」となりました。 🔼

【由来】「合」という漢字は、会意文字で、 「口（器の口）」と「亼(しゆう：集の原字、あつまる）」とから成る。 多くの人が集まる意を表す。 🔼

【由来】「行」という漢字は、もともと十字路の形を表しており、そこから「行く」「進む」という意味を持つようになりました。
さらに、そこから派生して「行う」「行為」といった意味も表すようになりました。 🔼

【由来】「池」という漢字は、形声文字で、「水」と音符の「也(や)」が組み合わさってできています。
意味は、水が溜まっている場所、つまり「いけ（池）」を表します。 🔼

【由来】「肉」という漢字は、もともと動物の肉を切り分けた形を象形した文字です。
【参考】「肉」を「しし」と呼ぶのは、古語で「しし」が肉や獣肉を意味する言葉であり、特に猪や鹿など食用とされてきた獣肉を指す言葉として使われてきたからです。 🔼

【由来】漢字「羽」は、鳥の翼を模した象形文字で、もともとは鳥の翼全体を表していました。
そこから、鳥の羽や、転じて翼のあるものの総称として使われるようになりました。
また、音を表す要素としても使われています。 🔼

【由来】「寺」という漢字は、形声文字で、「寸」（手の形）と「之」（足の形）が組み合わさってできています。
「寸」は「手」を意味し、「之」は「行く」を意味します。
この二つが組み合わさることで、「手で何かを運び、持っていく」という動作を表し、それが転じて「役所」や「官庁」を意味するようになったと考えられています. 🔼

【由来】「色」は会意文字で、「爪（手）」と「卩（ひざまずいた人）」から構成されています。 🔼

【由来】「同」という漢字の字源は、元々は筒のような形を表す象形文字で、後に「口」が加えられて「同」の字体になったとされています。
元々の意味は「筒」でしたが、後に「おなじ」という意味で使われるようになりました。 🔼