漢字一覧（部首：日）

【由来】「日」という漢字の由来は、太陽を象徴する形からきています。
具体的には、太陽の光が四方八方に広がる様子を表す象形文字として生まれ、そこから「日」という漢字が成立しました。
また、暦や時間、天体としての「日」の意味も派生しています。 🔼

【由来】漢字「早」は、日の出、つまり朝の早い時間帯を表す象形文字として生まれました。
「日」と「十」を組み合わせた形が、日の出の太陽の形を模しており、そこから「早い」「朝」という意味を表すようになりました。 🔼

【由来】漢字「明」は、もともと「日」と「月」を組み合わせた会意文字で、「明るい」という意味を表します。
また「日」は太陽ではなく「窓」を表し、「月」は窓から差し込む月光を意味するという説もあります。
つまり「明」は窓から差し込む月明かりによって「明るい」ことを表す文字です。 🔼

【由来】漢字「星」は形声文字で、音符「晶（ショウ）」と「生（セイ）」から成り立っています。
もともと「星」は「晶」が単独で星の意味を表していましたが、後に音を表す「生」を加えて「星」となりました。 🔼

【由来】漢字の「春」は、形声文字であり、会意文字としての要素も持ち合わせています。
草木の芽生えを意味する「屯」と太陽を表す「日」、そして草冠「艸」が組み合わさって、春の暖かな陽射しの中で草木が芽吹く様子を表しています。 🔼

【由来】漢字「昼」は、旧字の「晝」が字源であり、「日」と「畫（区画）」の省略形から成り立っています。
太陽の出没で区分された時間のうち、日が出ている時間、つまり昼間を表します。 🔼

【由来】漢字「書」は、「聿(ふで)」と「者(しゃ)」を組み合わせた会意文字です。
元々は、筆を使って文字を書く行為や、その結果としての書物や文書を意味していました。 🔼

【由来】「時」は、日と寸が組み合わさった形声文字で、日が日の動きを表し、「寸」が時間の単位を表します。
現代では時間を示す言葉として使われています。 🔼

【由来】漢字「晴」は、形声文字であり、「日」と音符「青（セイ）」から成り立っています。
「青」は「あお」や「あおい」という意味を表し、「晴」は「空がはれる」「天気がよい」という意味を表します。 🔼

【由来】漢字「曜」は、形声文字で、「日」と音符「翟(テキ)」から成り立っています。
翟(テキ)は「キラキラ輝く」、あるいは鳥の両翼の象形と小鳥 の象形で「高く踊り上がる」の意味があります。
このことから「曜」は「高く上がる日」、「かがやく」を意味するようになりました。 🔼

【由来】漢字「曲」は、象形文字で曲がったものを表す「𱍫」に音符の「玉」が組み合わさってできた形声文字です。
元々は「まがる」という意味を表し、そこから派生して「よこしま」「不正」「音楽の節」などの意味で用いられるようになりました。 🔼

【由来】「昔」は、「日」と「日」を重ねた「昍」と「日」を組み合わせた形です。
「日」は太陽を表し、「昍」は太陽が二つある状態、つまり明るい状態を表します。
この明るい状態が、「昔」の「昔」という時間的な意味に繋がったと言われています。 🔼

【由来】漢字「昭」は、「日」と音符「召(セウ)」から成り立つ形声文字です。
「召」は神霊を呼び寄せることを意味し、「日」と組み合わさることで、「日の光が明るい」「輝く」という意味を表します。 🔼

【由来】漢字「暑」は、日（太陽）と者（音符、熱の意味）から成り、太陽の熱、つまり「暑さ」を表す。 🔼

【由来】漢字「暗」は、「日」と音符「音（イム→アム）」から構成されています。
「日」が隠れて「くらい」という意味を表します。 🔼

【由来】漢字「昨」は、日（太陽）と乍（音符）から成り立っており、意味は「さきの日時」を表します。
形声文字で、「きのう」や「むかし」といった意味で使われます。 🔼

【由来】漢字「景」の字源は、形声文字で、「日」と音符「京」から成り立っています。
意味は、太陽の光、そこから転じて「けしき（景色）」や「かげ」を意味するようになりました。 🔼

【由来】漢字「最」は、「冃(ぼう)（＝冒。おかす意。曰は変わった形）」と「取(とる)」から成りたつ会意文字です。
元々は「撮」の原字です。
「撮」が「つまみとる」という意味から、そこから「最も優れているもの」「一番」という意味に転じ、現在の「最」の意味で使われるようになりました。 🔼

【由来】「旧」は、もともと「舊」という字の簡略形です。
「舊」は、甲骨文字の段階では、鳥の巣に侵入し占領する鳶(トビ)の姿を描いた象形文字でした。
この字は、巣を占領された他の鳥の気持ちを表し、壊されて無用になった巣が転じて「古くなった」「陳腐になった」という意味を持つようになりました。
その後、簡略化され「旧」という字が生まれ、現在では「古くなった」「昔の」という意味で広く使われています。 🔼

【参考】「易」の字は、蜥蜴（とかげ）が環境に合わせて体色を変える様子が原義でした。
ここから「変える」「変わる」という意味で使われていました。
そこから意味が派生して「容易」「やすい」という意味も持つようになりました。
そして「易(あなど)る」という物事を安易に捉え、軽んじるニュアンスを含む意味が派生したと考えられます。 🔼

【由来】漢字「暮」は、「日」と音符「莫(バク)」から成り、日が沈んで暗くなる、夕暮れの意味を表します。
もともと「莫」が夕暮れの意味を表していましたが、「日」を加えて意味を明確にした形声文字です。 🔼

【由来】漢字「旨」は、「匕」（さじ）と「口」を組み合わせた会意文字です。
「匙（さじ）」で食べ物をすくって口に運ぶ様子を表し、「味が良い」「うまい」という意味を表します。 🔼

【由来】漢字「更」は、形声文字であり、「攴（ぼく、打つ）」と「丙（へい、音符）」から構成されています。
「攴」は動作を表し、「丙」は音を表す部分です。
この字は、元々は「打ち替える」「入れ替える」という意味を表し、そこから「改める」「さらに」といった意味に派生しました。
また、夜の時間を区切る「更」という単位としても使われます。 🔼