漢字一覧（部首：戈）

【由来】漢字「成」は、戈（まさかり）と丁（てい、とがったもの）を組み合わせた会意文字です。
元々は武器で何かを成し遂げる、つまり「なしとげる」「しあげる」という意味を表していました。
時代が経つにつれて、物事が完成する、成長する、整うといった意味にも使われるようになりました。 🔼

【由来】漢字「戦」の字源は、盾を表す「単」と矛を表す「戈」が組み合わさった会意文字です。
もともと「単」は防御を意味しましたが、「戈」が加わることで攻撃の意味も含むようになり、「戦」という言葉が生まれました。
つまり、「戦」は、盾と矛が向き合う様子を表し、そこから「たたかう」「いくさ」といった意味が派生したとされています。 🔼

【由来】漢字「我」は、「のこぎり」を意味する象形文字で、刃がギザギザした様子を表していました。
その後、発音が同じ「われ（我）」という一人称代名詞の意味に借りて使われるようになりました。 🔼

【由来】漢字「戒」は、会意文字で、戈（ほこ）と廾（両手）から成り立っています。
両手で武器（戈）を持って警戒する様子を表し、そこから「いましめる」「つつしむ」という意味が派生しました。 🔼

【由来】漢字「戚」は、形声文字であり、「戉（まさかり）」と「尗（しゅく）」から成り立っています。
「戉」はまさかりを表し、「尗」は「しゅく」という音を表します。
この二つが組み合わさって、「親族」という意味を持つようになりました。 🔼

【参考】「戉(エツ)」「戍(ジュ)」「戌(ジュツ)」は別字。
【由来】漢字「戊」の字源は、戈（ほこ）という武器をかたどった象形文字です。
古代中国では、この戈を象徴する「戊」を、十干の第五番目として用いるようになりました。
つまり、元々は武器の形を表す文字が、後に暦や方位を表す記号として使われるようになったのです。 🔼

「戒」は別字。 🔼

【由来】漢字「戈」は、武器の一種である「ほこ」を象形した文字です。
字源は、戈の形をそのまま表しており、武器としての意味や、そこから派生して「戦い」「武器を持つ」などの意味を表します。 🔼

【参考】「戊(ボ)」「戍(ジュ)」「戌(ジュツ)」は別字。
【由来】漢字「戉」の字源は、「戈（ほこ）」と「戌（いぬ）」が組み合わさった会意形声文字です。
「戈」は武器の戈を表し、「戌」は武器の音を表すとともに、元々は「鉞（まさかり）」の形を表していたと考えられています。
この二つが組み合わさることで、武器、特に鉞のような大型の武器を意味するようになりました。 🔼

【参考】「戍(ジュ)」は別字。
【由来】漢字「戌」の字源は、もともと武器である鉞（まさかり）や斧の形を象った象形文字です。
十二支の11番目に割り当てられた際に、犬という動物とは関係なく、音の響きから「戌」という字が当てられたと考えられています。 🔼

【参考】「戌(ジュツ)」は別字。
【由来】漢字「戍」の字源は、武器である戈（ほこ）を手に持って守る様子を表した象形文字です。
成り立ちは、人が戈を持って敵を防ぎ、領地や国境を守る様子からきており、そこから「守る」「警備する」という意味を持つようになりました。 🔼

【由来】漢字「戔」は、「戈」が二つ組み合わさった形で、物を「そこなう」「こわす」という意味を表していました。 🔼