漢字一覧（部首：囗）

【由来】漢字の「四」は、もともと「口の中に歯や舌が見える様子」を表す象形文字で、息をする様子を意味していました。
それが、数の「四」を表す言葉と発音が似ていたため、当て字として使われるようになったと考えられています。 🔼

【由来】漢字「回」は、象形文字で、物を囲みで取り囲む様子を表しています。
また「かこむ」を意味する「圍」の代わりに、「まわる」「めぐる」を意味する「回」が使われるようになったとされています。 🔼

【由来】漢字「図」は、「囗（くにがまえ）」と「啚（ひ）」の組み合わせで、「啚」は田舎を表し、囗は囲いを表します。
「図」は、囲まれた中に田舎の様子を描き込む、つまり「写し取る」ことから、地図や絵図の意味になったと言われています。 🔼

【参考】漢字「国」は、会意形声文字で、象形文字の「囗」（くにがまえ：囲まれた領域）と、音符の「或」（コク：区切り、境界）から成り立っています。
これは、囲まれた領域、つまり「国」を意味する言葉を表すために作られました。 🔼

【由来】漢字「園」は、形声文字で、囗（囲い）と音符の袁（えん）から構成されています。
囗は囲まれた空間を表し、袁は音を表す部分です。
元々は、果樹や野菜などを植える「その（園）」、つまり「庭」や「畑」を意味していました。
そこから、ある目的のために設けられた一定の区域や施設、例えば「公園」や「学園」なども意味するようになりました。 🔼

【由来】漢字「固」は、形声文字であり、囗（くにがまえ：城壁の形）と音符の古（コ）から成り立っています。
城壁で囲まれた場所、つまり「かたい」場所を表し、そこから「かためる」「かたまる」「かたい」といった意味を持つようになりました。 🔼

【由来】漢字「因」は、会意文字で、もともとは「しとね」を意味する「囗」と、人が寝ている姿を表す「大」が組み合わさって、敷物の上に人が寝ている様子を表しています。
人は眠りが元になることから、『元になる』、『因る（よる）』、『ふまえる』の意味が生じました。
そこから「たよる」「もと」「わけ」「ついで」といった意味へと発展しました。 🔼

【由来】漢字「団」は、「囗」と「專（タン）」から成り立っています。
「囗」は囲まれた形を表し、「專（タン）」は「まるいもの、かたまり」という意味を表します。
この二つを組み合わせることで、「かたまり」や「まとまり」という意味を表す「団」という漢字が成り立ちました。 🔼

【由来】漢字「囲」は、囗（かこい）と、韋（ヰ）（周りをめぐる）とから成り立つ会意文字です。 🔼

木がかこい（囗）の中でのびなやんでいるようすを表す字。 🔼

にせもの（化）をかこい（囗）に入れているさまを表す。 🔼